はじめまして。

松浦 博史(まつうら ひろし)と申します。

この記事をご覧いただいている方に、今日はある一つのことをお伝えしたいと思います。

その前に、僕が何者なのかということを少しだけ書くと、僕は柔道整復師・鍼灸師として10年以上患者さんの訴える痛みや不調、疲労感や病気などの治療に当たってきました。

ですが、治療家として毎日患者さんと接しているうちに、なかなか痛みやだるさが取れない、その時はよくなってもすぐにまた痛くなるなどの症例が増えてきたのです。

『自分には才能がないのかな?』と僕は思うようになりました。

もちろん、周りの治療家の人たちを見ていても、必ず治せているわけではなかったですし、その痛みがなんらかの病気に起因するものであったこともあります。

ですが、すべての症状をまるっとすべて治したい、治せるはずだと思ってこの世界に入ってきた僕には、完治させられない時があるのはつらいことでした。

そして、自分の柔整師、鍼灸師としての適正に疑問を持ち続けていたころに新型コロナウイルスによるパンデミックが起こり、患者さんの来院が激減したことをなにかの導きかもしれないと勝手に解釈し、僕は治療家の世界から一旦離れようと思ったのです。

そして、まったく畑違いの仕事をして数年が経ち、出会ったのが、今回みなさんにお伝えしたい精密栄養学です。

精密栄養学とは、既存の定期検診や人間ドックで調べる血液検査の項目だけではなく、60を越える項目からより深くその人の血液内、および細胞内の状態について深く調べようという検査方法です。さらに、遺伝子検査や便検査、他にも体内のミネラルや腸内細菌叢、血糖値の変動データなど。そして、日々の食事から歩数や心拍変動、睡眠スコアなどなど。ここ数年のAI技術の飛躍的な進歩のおかげで、これらの日々の膨大なデータを集めて、分析・解析することが可能になりました。

そして、僕自身は一度精密血液検査を受けてカウンセリングをしてもらったことがあります。そして、いくつかもらったアドバイスを実践したところ、悩んでいた症状が完治とは言いませんが、かなり改善したのです。

僕はかなりキツイ肉体労働に従事しているので、かなり体重が落ちていました。

カウンセリングで、最初に指摘されたのは中性脂肪が低かったことです。

これは、体内のエネルギーの低下を意味しており、易疲労や副腎への負担を表しています。

そしてそのコルチゾールの高さと自律神経の交感神経が優位になっていることから、疲れとストレスにより食べ物を食べてもうまく吸収されていないことを指摘されました。

加えて、甲状腺ホルモンの値も高値を示しており、これは疲れていてもやる気を絞り出している状態を示唆していると言われました。

体の中で炎症が起きている可能性を示唆するCRPの値はそれほど高くはなかったのですが、銅の値が高く、間接ビリルビンも高値だったので炎症もありました。

そしてアドバイスされた対策としては、亜鉛とビタミンD3のサプリメントを飲んで免疫力の向上。そして、小腸のタイトジャンクションを補強するために、栄養素の吸収力を上げることを優先すべきと言われました。

さらに、僕自身も薄々気づいていたのですが、実は自分が花粉症であることも検査結果からわかりました。

血液検査から、こんなにたくさんのことがわかることに驚くとともに、この知識を身につけることができれば、とても面白いだろうなとも思いました。

そこから精密栄養学に興味を持ち、勉強をするようになったのです。

現代社会では、信じられないスピードで物事が変化しており、数年前に流行ったものやトレンドだった知識・技術が今では時代遅れになっていることが少なくありません。ところが、医学の世界では、そのスピードが本当に尋常ではない速度で作り変わっています。

そして、特筆すべきは、精密栄養学は最新の医学によって日々作り替えられており、最新の知見が常に用いられているということです。僕は、そのことに感銘を受けました。旧態依然としたシステムに依存しないことに加えて、『こんな治療法方法が今はあるのか』とも思い、衝撃的な体験でした。

日本の医療は、国民皆保険という素晴らしい制度によって長らく国民を守ってきました。諸外国と比較すれば、かなり安価に病院で診断を受けることができるため、これまではそれほどの問題はなくシステムは機能してきたと思います。

ところが、先ほども書いたように、これからは急激なAIテクノロジーの進化によって、あらゆる分野の常識が崩れていく可能性が非常に高いのです。そして、AI技術は医療の分野とも相性が良いため、近いうちに医療の常識を一変させる技術革新が起こるだろうと予測しています。

それに合わせて、これまでの日本の医療も抜本的に見直すべき時に差し掛かっているのではないかと個人的には思っているのですが、日本の医師免許は一度取れば車の免許のように更新の必要がない終生免許であるため、あまり最新の医学論文などをキャッチアップして取り入れる先生が多くないと聞きます。

そのため、世界の医療がどこに向かっているかを正確に把握している医師の方は、まだまだ少ないような気がしています。

もちろん、この世に完璧なものはないので、なんでも全てを治す事は不可能です。それでも、一度は離れた医療の道に、また戻りたいと思ったのは精密栄養学を用いることで、その人に寄り添って一緒に悩みを解消できそうだと考えたからです。

AI技術やコンピューターの超高速化によって、これからの医療は間違いなく個人にあった治療法を提供する方向に進んでいくでしょう。オーダーメイド化は時代の趨勢です。今は、まだ保険適用外の高額な治療法も、時が経つにつれて低価格化していき、普及するようになるはずです。

その時に、日本が既存の保険制度に則った診断や治療だけに固執し続けてしまうと、世界の医療のトレンドから取り残されてしまうかもしれません。

マニュアル化された均一の治療ではなく、患者さんの症状や生まれ持った遺伝体質、加えてその人の性格、どんな生き方をしてきたか、それらを踏まえた上で、その方に寄り添ったオーダーメイドの治療がこれからできるようになるのではないだろうか。そんな思いが僕の中に芽生えてきたのです。

僕は医者ではないので、できることには限界があります。それでも、今までに勉強した知識を総動員して、ひとりでも多くの不定愁訴を抱えている方の悩みを解きほぐすお手伝いがしたい。少しでも楽になる提案ができればいいなと思い、精密栄養学カウンセリングサービスを始めました。

多くの方の不調の原因には、食事内容に問題のある場合が多いです。あなたが受けた血液検査の結果をぜひ送ってください。そして、毎日の食事記録と、Apple Watchにヘルスケアデータを連携させたものを共有して頂くことで、その方がより健やかで充実した毎日を送るためのヒントがいくつか見えてくるでしょう。