死んだ菌 「バイオジェニックス」とは?
こんにちは。
今回は、バイオジェニックスが持つ力についてお話ししていきます。
バイオジェニックスには、腸内環境を整えて健康をサポートしてくれる、新たな選択肢としての期待が集まっています。
まず最初に、腸内細菌について触れておきましょう。
私たちの腸内には、約1.5kg〜2.0kgの腸内細菌が存在していますが、実はこれは私たちの脳とほぼ同じ重さなのです。
さらに、腸は「第2の脳」とも呼ばれ、腸内細菌が作るセロトニンが脳に影響を与えたり、あるいは脳がストレスを感じると「腸のバリア機能」が弱って炎症が起きることもあります。
この双方向のやり取りは「腸脳相関」と呼ばれ、私たちの健康に密接に関わってきます。
つまり、腸が元気であれば、体も心も元気になるということなのです。
近年、腸内細菌の中で最も注目されているのが「バイオジェニックス」で、これは死んだ菌やそれが生み出す成分のことです。
このバイオジェニックスが、どのように腸内環境を整えて、私たちの健康をサポートしているのかについて解説していきます。
バイオジェニックスとは、生きた菌であるプロバイオティクスや菌の餌となるプレバイオティクスとは異なり、腸内細菌が作り出す有効成分そのもののことを指しています。
例えば、乳酸菌生産物質や菌体成分などが含まれます。
これらは、腸内フローラを介さずに、直接腸に作用するため即効性が期待できます。
最近の研究によると、死んだ菌やその成分が生きた菌以上が効果を発揮することが確認されています。
その効果の1つに、免疫の活性化が挙げられます。
死んだ菌は、腸の免疫システムに直接作用して、腸壁にあるパイエル板に取り込まれて免疫細胞を活性化させ、感染症やアレルギーに対する抵抗力を向上させます。
効果の2つ目は、悪玉菌の抑制です。
バイオジェニックスは、悪玉菌の働きを弱めて腸内環境を整えてくれます。
その結果、便通の改善や新陳代謝の向上が期待できます。
3つ目の効果が、腸内環境のバランス調整です。
善玉菌のエサとしての役割も持ち、腸内フローラのバランスを整える役割も果たします。
ドイツのハンブルク大学の研究によると、過敏性腸症候群の患者443人に対して、殺菌済みのビフィズス菌を8週間投与した結果、腹痛や膨満感、便秘の症状が34%改善し、偽薬投与グループと比較して有意な差が見られたのです。
そして、バイオジェニックスには、これ以外にも幅広い健康効果があります。
①:新陳代謝の向上
乳酸菌生産物質が細胞を活性化して、体全体のエネルギーを高めます。
②:血圧の調整
ラクトトリペプチドという成分が、血圧を上昇させる酵素を抑制し、血圧の安定をサポートします。
③:コレステロールの低下
バイオジェニックスが胆汁酸の再吸収を抑え、コレステロールの減少に貢献します。
④:抗腫瘍効果
フェリクロムという成分が、腫瘍細胞の増殖を抑制する可能性が示されています。
また、バイオジェニックスと従来の整腸剤には大きな違いがあります。
プロバイオティクスは、腸内での定着は難しいとされていますが、バイオジェニックスは直接作用するため、腸内での定着が不要なのです。
また、プロバイオティクスの方は胃酸や胆汁で死滅する可能性がありますが、バイオジェニックスは安定して効果を発揮します。
そして、菌体成分の量を比較すると、プロバイオティクスは限定的ですが、バイオジェニックスは高密度に含有可能です。
また、即効性にも違いがあり、バイオジェニックスはプロバイオティクスと比べると即効性が高いという特徴があります。
それでは、バイオジェニックスを効果的に摂取する方法をお伝えします。
まず一つ目は、発酵食品を日常的に摂ることです。
味噌や醤油、ぬか漬けなどの発酵食品には、死んだ菌や菌体成分が豊富に含まれており、これらは腸内環境を整えるのに非常に役立ちます。
2つ目が、市販のバイオジェニックス製品を取り入れることです。
乳酸菌生成エキスだと手軽に摂取できるので、忙しい方にもおすすめです。
3つ目は、腸を温めることです。
善玉菌は、暖かい環境で活発に活動します。
そのため、腸を冷やさないために温かいスープや飲み物を積極的に摂って腸内環境を整えましょう。
4つ目は、食物繊維をしっかり摂取することです。
善玉菌の餌となる食物繊維を同時に取ることで、さらに効果がアップします。
野菜や果物、全粒穀物などを意識して食事に摂り入れましょう。
これらの方法を組み合わせることで、バイオジェニックスの効果を最大限に引き出すことができます。
バイオジェニックスは、腸内環境を改善して健康をサポートするための新たな選択肢です。
発酵食品やバイオジェニックス製品を生活に摂り入れて腸を元気にさせ、体と心をより輝かせる生活を目指しましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
